焼き菓子




「あ?なんだこりゃ?」
「私が焼いたクッキーです。今日バレンタインデーでしょ。みんなに配ってるの。ヒル魔くんもどうぞ」
「はーん…」


じっ


「な、何?」
「……………5。」
「え?…ご??」
「テメーがつまみ食いした数」
「!?ばっ…し、してないわよ!」
「ケケケどーだかなぁ?なんせつまみ食い風紀委員だからなァ」
「またそれ…もーぅ、そんな食べてないわよっ」
「食ってんじゃねェか」
「味見です」
「ケケケ何とでも言えらァな」


そこまで言って、彼はクッキーをひとつ、口の中へ放り込んだ。



「甘ェな」



たったひとこと、それだけ呟く。
クッキーの話題はそこで終了。



おいしいともましてやありがとうなんて言ってくれはしなかったけど。(もともと期待してなかったけど)
私は全然がっかりなんかしなかった。




だって。いつの間にか。
包み紙が空になってたから。





***
ク リ ス マ ス ボ ウ ル 終 わ っ て る が な …!!
ごめんなさいごめんなさい気にしないでくださいぃぃ(汗)
あと今は夏だ。つーかバレンタインデーはきっかり半年前だ。
季節外れ万歳。うわぁいv
... 05/08/14



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