02.25℃





あつい。
あついあつい。

日差しがあつい。
風があつい。

ああ、もう夏なんだ――。




「みんなー、アイス買ってきたよー!!」
「うわぁ、姉崎さんありがと〜」
「まもりさんっ嬉しいッス!!」
「今日は暑いけど、後半の練習も頑張ってね!」
「まもり姉ちゃん。僕も配るよ」
「あ。ありがとうセナ。じゃあこっちの箱…」

ずるっ

「っきゃっ…」


がし
ひょい
すとん


「………。
 ……ヒル魔、くん…あ、ありが」
「無糖アイスねぇの?」
「と……ってええ?あ、あるわけないでしょ!カキ氷に水かけて食べてください」
「ケケケケケ、バーカそれは氷水ってゆーんだ糞マネ」
「さっ先に言い出したのヒル魔くんでしょ!?もうっ」
「またケンカぁ…?」





あつい。
あついあつい。あつい。

空気があつい。
地面があつい。



でもきっと、

あついのは、

そのせいだけじゃ、ない。




***
つまりですね、まもりさんがアイスを配ろうとしたらコケかけまして。
それをヒル魔さんが手伸ばして支えて戻してあげたというわけでして。
でもヒル魔さんはそれ自体は華麗にスルーでして。

って、解説のいる小説を書くなって話でして…。ううう。
... 05/09/07



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