43.しもやけ2号 ...06/03/08




「やっほークリフト」
「…姫様!?」


まさかアリーナがいるとは思ってなかったクリフトは、手を振って迎えるアリーナに目を丸くしながら駆け寄った。


「姫様…わざわざお迎えに?」
「うん。でも今来たとこだよ」


実は1時間以上もクリフトを待っていたのだけれど。
それは言わずにへらっと笑うアリーナを、しかしクリフトはじっと見つめた。


「…ウソ、ですね」
「えっ…」
「鼻、赤いです」
「…あ」


アリーナは思わず自分の鼻に手をやった。
はにかみながら笑い、バレちゃった、とぺろっと小さく舌を出した。


クリフトも一緒に笑った。
そして自分のマフラーを、アリーナの肩にそっとかけた。





***
真冬に書けよ。
花粉舞う春先に何故書くか。

…と自分ですでにツッコんでるんで、大目に見てやってくださいませ…。

時間は夜のイメージだったけど、昼もいいかもしんない。
そしてよくよく考えたらしもやけはどこに。(いつものことです)
(06/03/08 UP)

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