40.名付け親 ...05/10/08 ある日、クリフトはヒマワリの種をひとつ庭にまいた。 そしてそのヒマワリに、密かに『アリーナ』と名前をつけた。 そのヒマワリはすくすくと育ち、あっと言う間に輝く花を咲かせた。 堂々と空を見上げる様は、一本気でひたむきなおてんば姫を彷彿とさせた。 やっぱり名前がよかったのだな、とクリフトはくすりと微笑んだ。 花が咲いた次の日、アリーナがヒマワリを見にやってきた。 アリーナは一目見てそのヒマワリを気に入った。 「この花、元気ね。あたしに似てる」 まるで心を読まれたみたいで。 クリフトは顔が真っ赤になるのを止められなかった。
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||