36.毒の沼地に入った感想 ...05/08/02 ぺたぺたぺたぺたぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ 「…そういえばさー。これ見て思い出したんだけど」 「どうしました?デイさん」 「この前さ、アリーナとマーニャが夕食当番だったときのボルシチ」 「ああ…はい」 「なんてゆーか。そっくりだよね」 ぼこぼこぼこぺたぺたぺたぺたぐちゃぐちゃ 「…ですね」 「…この微妙なまとわりつき具合が」 「沸き具合なんかも」 「色とか」 「においとか」 「こんな感じだったよね」 「まさしく」 「聞ーこーえーてーるーわーよ」 「2人とも?」 びくっ 恐る恐るデイとクリフトが振り返ってみれば、馬車から笑顔(目は笑ってない)で見下ろすアリーナとマーニャ。 「…死にたいようね?」 「やっちゃえ姉さま!」 おもむろに始まる呪文詠唱。 「…マホステ!」 「わっ、ずるっ」 その日、とある山間で大爆音が轟いた。
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