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35．姉さんならやりかねない ...05/07/30 「あ・つ・いっっ！！何なのよこの暑さは！もーうだっちゃうわよっ」 「仕方ないでしょ夏なんだから。いちいち騒がないでちょうだい」 「何よ、暑いのを暑いって言っちゃだめなの？あーもーあつーいあついあついあついっ」 「そういえば、今日は今年いちばんの暑さになるって村の方がおっしゃってましたね」 「はーダメだ、鉄仮面なんかかぶってらんないよ。今だけはずしとこ」 「はうう、あたしも安らぎのローブじゃさすがに暑いや。装備替えようかな」 「あついあついあついあついあついあついあついあつい」 「姫様の装備、ほかに何かありましたっけ」 「ピンクのレオタード」 「えええっ……あのあのそれ以外に何かないんですか？」 「？ 何でそんなこと聞くの？」 「いやあの」 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーっつーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃーーーーっ！！！！！」 「わっ、びっくりしたぁ」 「もーう、いきなり大きい声出さないでよ姉さん」 「こんだけ不快指数上がってて黙ってられるわけないでしょ！？ダメ。限界。アタシ着替える。更衣室覗かないでよっ」 「いつの間にそんなもの作ったのよ…」 「じゃねっ」 しゃっ 3分後。 しゃっ 「はーー、すずしーーーーーｖｖｖやっぱ水着は涼しいわぁ〜〜〜ｖ ねえねえみんなどう？似合う？旅の行商さんから買ったんだけどさ、魔法のビキニなんだって。けっこー守備力もあるらしーのよねえｖ ねえどう？どう？？」 「………」 ……うわあー。今までとあんまり変わんなーい…… とは思ってても口には出さないのは、仲間たちなりの優しさなのでした。
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